September 23, 2006

ダンサクはレモンで掬ってかぶりつきながら

dhansak


なんともズボラなことに、インド料理教室第2回目の模様を1週間以上経ってレポートする次第です(ま、いつものことですが)。今回、フィンガーダンス(指食)を凌ぐ、ファンキー極まりない新たなインドの技を習得いたしました。といっても、これやってるのはパールシー(ゾロアスター教徒)だけかもしれません。ちなみに、あのフレディ・マーキュリーがインド人でパールシーだったということを思い出しました(私、過去にクィーンファンだったこともあります)。クルーシド先生に会うまで、パールシーを意識したことがなかったので頭を素通りしていたんですね。

さて、第2回目のメニューは代表的なパールシー料理、ダンサクです。簡単に言えば、肉入りのダールなんですよ。この料理は、必ずブラウンライス、そしてカチュンバという生サラダと一緒に食べなければいけないという決まりがあり、その2品も合わせて。それとラボ(Ravo-セモリナ粉を意味するravaのパールシー読み)というセモリナ粉を使ったデザート。

最初にダールの説明からスタート。ダンサクにはトゥール・ダール、ムング・ダール、マスル・ダールの3種を同量で使います。それに茄子とメティの葉も加えて柔らかく煮ておきます。ポテトも別に茹ででおきます。そしてお肉(何でもOK、この日はラム)も、パウダースパイス、生姜とニンニクのすりおろしなどで軽くマリネして圧力鍋で別調理。

そしてダンサク用マサラ作り。ダンサクには飴色になるまで炒めたタマネギを使います。で、先生はドライオニオンを使うという高速(手抜き!?)技を披露(ただし油が使ってある茶色のものは×。先生はインド系でなくギリシャ系グロサリーで入手)。そこに各種スパイス+ダンサクマサラ+ダール用のサンバルマサラ(南インドのサンバル用マサラとは別物だとか。ただし豪では手にはいらないのでそれで代用)を投入。トマトも加えてマサラを仕上げていきます。伝統的なダンサクは、ジャグリー(無精製の砂糖)も入れて甘味をつけるそうですが、先生+ご家族全員(多分、私とキャンディーも)甘いダンサクは嫌いなので砂糖はいれません。そして全てをミックスしいきます。ポテトは歯ごたえを生かしたいので最後に。そうそう、飴色になるまで炒めたタマネギのテンパリングも仕上げにジュッ。

ブラウンライスにも飴色オニオンをたっぷりいれます。茶色く仕上げるのでターメリックは使いません。このライスはとっても美味しいのですが、先生曰くダンサクとしか食べてはいけないとのこと(理由は不明)。伝統的にはこれにもジャグリーをいれるらしいのですが、もちろん省きます(笑)

そしてカチュンバ(タマネギのサラダ)の準備、といってもただタマネギ、トマトを豪快に切って、コリアンダーのみじん切りに、塩、ホワイトビネガー、赤唐辛子のみじん切りで味をつけ、そこに縦4つ切りにしたレモンを添えただけ(種はとります)。

ということで、まずはダンサクを試食。実は私にとって、料理教室の日だけが心おきなく指食できる貴重なひととき。いつもはどうしても周りの目を気にしてしまう。インドの子達とパーティする時はもちろん別だけど。ブラウンライスをお皿に盛って、真ん中に窪みを作り、ダンサクをたっぷりかけます。カチュンバも添えて、全てを指でミックス。

そしてダンサクにはもう一つのお楽しみが!ダンサクだけを縦4つ切りにしたレモンですくい、それにかぶりついてレモンの果汁をすすりながら豪快に食べるのです。レモンとダールというのは実に合うと思うのですが、こんなダイレクトな食べ方があったとは!先生のお手本を見てまず衝撃を受け、実際やってみて、快感すら覚えました。これは楽しい!ちなみにお味の方はと言えば、ダールとはもう別物だと考えた方がいいかも。ダンサク自体は濃い感じがするけれど、レモンと一緒に食べるので、爽やか度が加わります。暑い夏の日、外で食べるのが楽しいかな。キャンディはかなり気に入ったみたい。

お腹を満たしたところで、デザートRavoづくり。これは結婚式や誕生日など、祝い事に欠かせないデザートだそうです。パールシー独特のものだと聞いたけれど、要はスージ・ハルワじゃないかと思うのですが。ちょっとスパイスが違うくらいかな(いや、実はそこにポイントがあるのかも)。これは最初にギーでアーモンドとレーズンを焦げる手前くらいまでよーく炒めておいて、あとで混ぜます。とても手軽に作れて美味しい。やっぱり私はセモリナのお菓子が好きだなー。

実はもう既に3回目のレッスンも受けました。これもまたパールシー料理で、一風変わった感じでした。作り方も味わいも。でも、私は結構好きだったなー。また別の機会に紹介する"予定"です。

こんな適当なレポートで申し訳ないです。先生の話はあっちに行ったりこっちに行ったり、そして生徒もズボラでまだきちんとレシピをまとめてないんですねー。実際に自分で作ってみて思い出しながらまとめようと思っている次第です(いつ?)。

★ムンバイでパールシー料理レストランに挑戦されたインド・スパイス料理研究家の香取薫先生にずうずうしくもトラックバック!
http://blog.livedoor.jp/curryspice/archives/50490345.html

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1. 料理の世界いろいろ  [ 料理の世界いろいろ ]   September 24, 2006 12:23
TB失礼します。料理はいまや世界のどこでもいろいろな国の料理が食べれます。当然、日本においても中華に韓国にイタリアにフランスに韓国などいろいろありません。世界各国の料理を紹介します。

この記事へのコメント

7. Posted by chili   September 24, 2006 14:25
★まいきちゃん
洗練されてる!?お花柄プレートのせいかしら?(笑)で、これは「じゅる」って音を立ててレモンと一緒に食べるんだよ。ワイルドに。初デートとかには向いてないと思うな(いきなりパールシー料理屋に連れて行かれたらマニアックすぎだけど)。
カーマスートラ、ぜひ新たな目で見てちょうだい。私もいろんなこと忘れてた。まあ、昔はインドファンじゃなかったから、細部にまで目がいかなかったんだけど。モンスーンウエディングもオススメです。あれを見た後は、花を食べてみたくなる事でしょう(笑)
6. Posted by chili   September 24, 2006 14:19
★イエスタデイさん
で、カーマスートラ、無事にベテルナッツのシーンも発見できたようで(笑)二人の子供の頃のシーンは、確かにサラッとしすぎだったかも。売り方等々も内容からすると誤解を招くよね。
chiliの乾燥シーンはきれいだなーと思いました。いつかchiliが一面に広がる大地を訪れてみたいです。再度見たら、また新たな発見があって楽しめると思います。「モンスーン..」&「カーマスートラ」のセット、ド派手な夢導入剤ですね(笑)
5. Posted by chili   September 24, 2006 14:12
★イエスタデイさん
確かに、ダンサクは手が込んでいるように見えるかもしれないけれど、一つ一つの工程はとてもシンプル。ダールだってスパイスとか何にも入れずにただ圧力鍋で下煮しただけだし、お肉もマリネとは名ばかり、ささっと調味料類をまぶしてこれも鍋にぶちこんだだけ。ドライオニオンを使えば飴色タマネギもあっという間。カチュンバなんて、ただ切っただけ(笑)これを一度に仕上げる方法もあるそうです。
今回紹介した方法は、圧力鍋がいくつかあればこの方法はかなり簡単だと思う。でも、私は持ってないので、今日は地道に普通の鍋で作っています。美味しいのでぜひいつかみんなに食べてもらいたいな。私の場合、きっと数はたくさん作れないと思うので、インドVSスリランカ対決はちょうどいい感じになるんじゃないのかなー。

4. Posted by イエスタデイ伊藤   September 24, 2006 13:45
まいきさん、DVD、同じ監督の「モンスーン・ウェディング」とセットでいつでもお貸ししますよ!次回おいしいもの会の時でどうでしょう?(と、軽くプレッシャー)
chiliさん、私にもこのおいしそうな料理食べさせてください。ちなみにインドvsスリランカ料理対決は到底無理です。私のスリランカ料理ではまともな勝負になりません(笑)。
3. Posted by まいき   September 24, 2006 12:35
ほんと、イエスタディさんが紹介しているスリランカ料理なんて3行しか作り方ないもんねぇ。え、そんなに簡単なの?って思ったけど、このchiliちゃんのを見るとやっぱり複雑そう。でも見た目も、本場インドってもう少し素朴なイメージなんだけど、これ、けっこうおしゃれになってるわよねぇ。洗練されてるわ。でもおいしそう。今度作ってごちそうしてください。
イエスタディさん、カーマスートラ、もう内容忘れてるんで、機会があったら貸してくださ〜い。もう一回観てみたい・・・
2. Posted by イエスタデイ伊藤   September 24, 2006 12:10
文章長すぎてはじまれてしまいました……(笑)。

昨日、例の映画観ましたよ!キレイな映画でした。ベテルナッツの2シーンもちゃんと見逃さずに見つけられましたよ。
欲を言えば、マヤとタラの幼少期からの確執がもうちょっと描き込まれていたら……と思いましたが(あと、あのタイトルにしなければいいのにと思いました)、あの濃密な映像世界はハマりますね。chiliさんが極彩色の夢を見たのも納得です。衣装や小道具がいちいち美しいし、床に広げられたお花や唐辛子などの色彩も美しくて、今回はストーリーを追うのとベテルを見つけるので精いっぱいでしたが、ディテールチェックのためにまた観てみようと思います!
1. Posted by イエスタデイ伊藤   September 24, 2006 12:10
すごい、ほんとに美味しそう!そして相変わらず先生の豪快さ(?)好きです(笑)。
なんだか私の中のインドのお料理のイメージが大きく覆された感じです。レモンを使った食べ方も、すごく興味があります。どんな味になるんだろう???
でも私の知っているスリランカ料理に比べてやはり随分手が込んでいるなあという印象。まだ簡単な料理しか知らないせいもあると思いますが、スリランカカリーはとにかく全部鍋に入れて煮込め!って感じのものが多いので(笑)。

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